生涯現役エンジニアブログ

生涯現役を保つには何が必要か。齢70、自ら実践している筆者が失敗例を交え生涯現役エンジニアの実例を見せ、また新資格制度を提案します。

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琵琶湖疏水下り(13):明治維新による京都の危機(衰退)、それを救った薩長の琵琶湖疏水

京都市上下水道局が『琵琶湖疏水下り(通船)』を復活し、来る3月29日から運行開始します。以下のURLを見てください。https://biwakososui.jp/biwakososui/ 
これに因んで琵琶湖疏水を説明します。タイトルは以下の通りです。

主タイトル:明治維新による京都の危機、それを救った薩長の琵琶湖疏水
副タイトル:「恩讐の彼方へ」協力した徳川幕臣たち ~ 明治維新150周年に当って明治維新に関係した薩長/幕臣両者子孫の回想と将来展望

516. 〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●
517. ⅩⅬⅥ <明治になった後における、榎本武揚と田邉太一の外交上の協力>
518.     日露間、千島・樺太交換条約(明治8年)交渉の相棒
519.      1)武揚:駐露日本公使(交渉役)
520.      2)太一:外務省外務大丞(外務省No.4)(日露交渉の国内根回し役)
521.      3)この二人によって「千島樺太交換条約」の話がついた。
522. 〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●
523. ⅩⅬⅦ <国道による朔郎の引き回し>
524.      1)東京帝国大学教授(当時の文部大臣は榎本武揚)、同時に、京都市土木事務監督嘱託に就任した。
525.      2)北海道庁臨時鉄道建設部長(東大工学部長古市公威反対、国道は西園寺公望直訴)
526.      3)露シベリア鉄道建設状況調査(大山巌、桂太郎)
527.
528.      4)京都帝国大学土木工学科鉄道工学教授(朔郎は東京帝国大学に戻りたかったが、国道が動いた)
529.
530.      5)同時に、京都市三大事業顧問に就任(第二疏水計画等のために国道が動いた)
531.      6)三大事業起工式に当たり、西郷菊次郎市長から感謝状を頂く。
532.      7)三大事業竣工式に当たり、川上親晴市長から感謝状を頂く。
533.      8)第一/第二疏水合流トンネル入口に田邉朔郎の扁額「藉水利資人工」を掲げて頂いた。
534.
535. 国道の前半生の仕事は「生野の変」を首謀した「倒幕」であったことはすでに述べた。
536. 彼の後半の仕事は、琵琶湖疏水工事開始以来の国土開発(京都市)であった。
537. その生涯を終えるまで実に31年間、田邉朔郎を引き回して開発を成就した。
538.
539. 国道は田邉朔郎をいたく気に入って、朔郎の自宅の近辺(300m)に墓所を構えた。
540. 孫の私康雄から田邉朔郎の心境を想像するに、「疲れる!」と。
541.
542.     付表-1 田邉朔郎と歴代の京都府知事、京都市長、そして北垣国道の年表比較
543. 〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●
544. ⅩⅬⅧ <田邉朔郎の独立宣言(北垣国道から)>
545.  国道は1916(大正5)年に80才で死亡した。その2年後の1918(大正7)年に朔郎は京都帝大停年退官を迎えた。
546.  その時、京都市会から市長になってほしいと正式依頼を受けた。しかし朔郎はお断りした。
547. (エンジニアであり、コンサルタントである孫の立場から朔郎の心境を察するに)「疲れた! 気楽な稼業「鉄道コンサルタント」をさせてほしい」と。
548. 〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●
549. ⅩⅬⅨ <気楽な「鉄道コンサルタント」としての朔郎の実績>
550.     1)大阪河川下トンネル掘削と電気鉄道(日本初の大河川下地下鉄。現大阪市御堂筋線)
551.     2)丹那複線トンネル掘削と電気鉄道(日本初の複線鉄道トンネル。現東海道在来線丹那トンネル)
552.     3)弾丸列車計画(大阪~名古屋 土地買収⇒世界初の高速鉄道。現東海道新幹線)
553.     4)下関門司間海底トンネル掘削と電気鉄道(世界初の海底トンネル。現在来線関門鉄道トンネル)
554. なお、朔郎は日本初の電気駆動車両(電車)を走らせた。即ちインクライン。これが「鉄道コンサル」の原点。
555. 〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●
556. Ⅼ <北垣国道日記(塵芥)>
557.     1)北垣国道は、日記を残した。一次史料である。
558.     2)「塵芥研究会」は、日記の翻刻を実施した。
559.
560.     3)2010(平成22)年2月20日、思文閣から出版された。
561.     4)琵琶湖疏水に関する定説は、これにより打破された。
562. 〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●
563. ⅬⅠ <田邉朔郎日記>
564.     1)田邉朔郎も日記を残した。これも一次史料である。
565.     2)京都市歴史史料館の「秋元さき」さんが音頭をとって「翻刻」の準備中。
566.     3)すでに平成29年度の予算をとって原本の写真撮影に着手したと聞く。
567.
568.     4)田邉康雄は、弟田邉謙三とともに「秋元さき」さんの活動を支援している。
569.     5)翻刻出版がなれば、琵琶湖疏水に関する真実がさらに明らかになると期待される。
570.     6)田邉康雄も翻刻作業の一部を担当する。

次回(14)に続きます。

投稿者: 田邉康雄 日時: 2018年03月17日 19:00 |

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