生涯現役エンジニアブログ

生涯現役を保つには何が必要か。齢70、自ら実践している筆者が失敗例を交え生涯現役エンジニアの実例を見せ、また新資格制度を提案します。

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ISOMS、自己宣言、コンサルタント ― 回顧と反省 ― (30)

エンジニア田邉康雄が、ISOMSの世界に入り、ISOMS認証ビジネス」に批判的になり、適合実証のための自己宣言をコンサルタントするに至った経緯を回顧します。

前回(29回)から続きます。前回、トップに役立つ話題、歴史の勉強を加えることによって審査、コンサルティング受注は飛躍的に伸びたと書きました。しかし、――。

「これでよいのだろうか?」
 と、審査をしながら考えました。

 ―― ベテラン(?)の悩み
すでに書いたように、私はマネジメントに関しては、その中でももっとも高度といわれている、研究(リサーチ)をともなう技術開発(テクノロジー・デベロップメント)、即ち研究開発(リサーチ・アンド・デベロップメント)「プロジェクト」における「マネジメント」を30年間推進してきた、(自分でいうのは恥ずかしいのですが)この道のベテランの一人と自負しています。それ故に悩みました。

―― 動く目標
研究開発プロジェクトに特有な「目標は動く」ことを経験し、それに追従するツールとして独自のマネジメントシステムを考案して実施してきたことを述べました。

―― 田辺の研究開発マネジメントシステム
 これに関して第17回から第21回までに書きました。特に第21回に整理しました。ルイス・アレンの「専門経営者論」「計画立案⇒組織化⇒指揮⇒統制」の繰り返し、ならびにIBM由来の「簡易PERT図」を合体することによってシステム化したと。これはISOMSのPDCAとまったく同じでした。

 ―― ISOMSのPDCA
2004年版ISO14001において、この言葉「PDCA」がISOMSにおいて初めて紹介されました。これがISOMSにおける用語「PDCA」の嚆矢でした。似たような用語として従来、「プラン・ドウ・シー」がある程度普及していましたが、これを契機として聞かれなくなりました。

―― システムとは?
ここでシステムという用語を使用したので、その定義をはっきりさせます。エドワーズ・デミング(新経営システム論)による定義です。それは以下の通り、――。

定義:ある①目的を達成しようとして、協力し、相互に依存しあう②複数の構成要素(エレメント)の③結合組織(ネットワーク)。

―― このような業務のシステム化によって「研究を伴う技術開発プロジェクトの、計画の先を読む」ことが、ある程度可能となりました。
そして、その分だけ空振りが少なくなりました。だから「可能になったある程度」の割合の分だけ、仕事の効率が高まりました。

このような実施経験をもった私田邉康雄の目には、ISO14001:2004の用語PDCAは「当り前」のことであり、これをさも新しい概念であるかの如く説明しておられた規格訳本に名前を連ねておられた大学の先生や、ISO14001の先駆者と称する方々を冷ややかな目で見ていました。


 次回(31回)へ続きます。 
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投稿者: 田邉康雄 日時: 2017年10月02日 07:57 |

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