生涯現役エンジニアブログ

生涯現役を保つには何が必要か。齢70、自ら実践している筆者が失敗例を交え生涯現役エンジニアの実例を見せ、また新資格制度を提案します。

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ISOMS、ISO マネジメントシステム、自己宣言、本物の内部監査、コンサルタント  ― 回顧と反省 ― (42)

エンジニア田邉康雄が、ISOMSの世界に入り、しかしISOMS認証ビジネス」に批判的になり、適合実証のための自己宣言をコンサルタントするに至った経緯を回顧しています。

 前回(41回)、コンプライアンスの私の定義「遵法を超えた王道」を説明し、企業の王道遵守のために、本物のISOMS内部オーディットが役に立つと述べました。では「本物」とは何でしょうか。

―― 真似をしない。
すでに述べたように、ISOMS審査機関による認証登録のための審査員が行うオーディットを真似したのでは、本物の内部オーディットにはなりません。ですから、最初に実施することは、「真似をしない」を肝に銘ずることです。

「やっていることを書いて、書いたことをやる」。
 これがISOMSの基本です。このことは、第36回に書きました。だから、内部オーディターの役目は、書いたことの実施状況を検証して依頼者に報告します。それだけです。

「なーんだ、それだけか。簡単だ!」と、お思いになるでしょう。
ところが簡単ではないのです。

―― 不要な指摘
「手順が文書化されていない」と、内部オーディターが指摘したとしましょう。すると、これを受けて新たに手順書が作成されます。
この現象を私は、「内部監査による文書の自己増殖」と呼びます。この現象は、ISOMSが日本に導入された初期において顕著でした。
さすがに最近ではもう見られないようですが、これに代わって「規格に慮った改悪」があります。その事情は以下の通りです。

 ―― 要らぬ口出し。
 内部の人ですから、オーディティ(被監査者=チェックを受ける側)のことをかなり良く知っています。ですから、つい口が出てしまいます。特にISOMS規格をよく勉強している内部オーディターがそうです。
 
「この検査方法はISOMS規格の要求事項に適合していない」。
 例えばこのような指摘をします。すると、――。

 ―― どうしたらよいか?
 指摘されたオーディティは、決まってこのように聞きます。この問に対して、多くの内部オーディターは、「こうしたらよい」とアドバイスします。
これはオーディターの禁止事項です。このアドバイスが一人歩きして状況を悪化します。これが「改悪」です。
 
 ―― 忍耐 
 禁止事項を守ることはとても難しいことです。「がまん」できるか、できないかが、ISOMS内部オーディットを上手にやれるか、やれないかの分かれ目です。しかし「がまんしろ」と誰から教えてもらえるのでしょうか。

―― プロの指導
 がまんするには、プロの指導を受けることが、必須です。なぜなら、がまんしなければならない場面と、しなくてもよい場面とがあり、経験しなければ分かりません。
どの場面においてがまんすべきか、自分では分かりません。ですから、経験あるコンサルタントに指摘してもらわないと、上手にはできません。

次回(43回)へ続きます。

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投稿者: 田邉康雄 日時: 2017年10月23日 07:22 |

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