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ISOMS、ISOマネジメントシステム、自己宣言、本物の内部監査、コンサルタント  ― 回顧と反省 ― (39)

エンジニア田邉康雄が、ISOMSの世界に入り、しかしISOMS認証ビジネス」に批判的になり、適合実証のための自己宣言をコンサルタントするに至った経緯を回顧します。

前回(38回)、「イギリスに食い逃げされる日本は現在、ISOMSを抜本的に考え直す時期にきている」と言いました。そしてISOMSの長所を生かすことを考えようと言いました。

では今回(39回)、ISOMSの長所を生かす方法を提案する前に、ISOMS認証登録審査とはどのようなものかについて解説します。

―― すでに述べた第二者監査が頻繁に実施されると、被監査者(メーカー等)は業務の妨げになる等、生産活動に支障がでるようになります。
これを避けるための被監査者(メーカー等)本位、即ち、被監査者(メーカー等)中心の、被監査者(メーカー等)を防衛する監査がイギリスにおいて考案されました。

「まとめて第二者オーディットをやってもらおう」と、メーカー(=供給者)等。「第三者にお金を払って複数第二者の代理人となってもらおう」。
 こんな思想の下に考案されたオーディットが、「第三者オーディット」だそうです。

―― 特殊なオーディット
これはISOMSオーディットの中でも特殊な監査であり、決してオーディットの本流にあるものではないと、私田邉康雄は教えております。ところが、――。

―― ISOMSの日本上陸
欧米諸国と異なり、内部監査が無かった日本に、ISOMSオーディットが上陸しました。大袈裟にいうと、「黒船(ISOMS)来航」でした。多くの人にとってISOMSオーディットが、オーディットの初体験でした。そして悪いことは、日本では、最初「監査」と呼ばれました。会計「監査」の監査です。

―― 日本人の勘違い
だから、「これがISOMS監査だ!」と勘違いしました。内部オーディットという機能をまったく知らなかった日本ですから、「勘違い」は止むを得ないことでした。
ISOMS導入と同時に、イギリス発のISOMS認証登録監査が導入されたのですから止むを得ません。以来今日に至るまで、この勘違いの上に内部オーディットが実施されています。
その際、内部監査という言葉が使用されています。監査ですから、お上の立場で内部監査が実施されています。本来の内部オーディットが実施されていません。

―― 審査機関の審査員の真似
多くの企業においては、特殊な監査(第三者監査)の真似をして内部監査(私は内部オーディットと呼ぶ)を実施しています。このような内部監査においては、監査本来の機能が発揮できる訳がありません。

―― 審査という言葉
ISOMS適合認証証を与えるための監査ですから、日本では、初めは監査と呼びましたが、これを審査と呼ぶことにしました。
「審査とは、詳しく調べて適否や合否を決めること(広辞苑)」です。ですから、日本における審査機関によるオーディットは、「上からの目線で決めつけること」です。
日本の企業(被審査側)は、このような審査機関「審査」の真似をして内部オーディットを行うのですから、本来の機能を発揮しません。
本来機能を発揮しない内部オーディットが経営の役に立つ訳がありません。ですから、審査機関の審査員の真似は、これを決してしてはなりません。経営の役に立てようと思うなら。

次回(40回)へ続きます。


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投稿者: 田邉康雄 日時: 2017年10月18日 12:40 |

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