生涯現役エンジニアブログ

生涯現役を保つには何が必要か。齢70、自ら実践している筆者が失敗例を交え生涯現役エンジニアの実例を見せ、また新資格制度を提案します。

« ISOMS、ISOマネジメントシステム、自己宣言、本物の内部監査、コンサルタント  ― 回顧と反省 ― (35)  | メイン | ISOMS、ISOマネジメントシステム、自己宣言、本物の内部監査、コンサルタント  ― 回顧と反省 ― (37) »

ISOMS、ISOマネジメントシステム、自己宣言、本物の内部監査、コンサルタント  ― 回顧と反省 ― (36) 

エンジニア田邉康雄が、ISOMSの世界に入り、しかしISOMS認証ビジネス」に批判的になり、適合実証のための自己宣言をコンサルタントするに至った経緯を回顧しています。


前回(35回)から「本物の内部監査」の説明を始め、その説明の中で「監査」という言葉を使用しない。ISOMS原文通り「オーディット」という言葉を使用することをお勧めしました。   
その上で、オーディットの種類の説明に入り、内部(第一者)オーディットを説明しました。では、そのやり方を説明します。

―― ISOMSの特徴と内部オーディターの責務
ISOMSは、「やっていることを書いて、書いたことをやる」の繰り返しです。内部オーディターは、書いたことの実施状況を検証して依頼者に報告します。
内部オーディターの責務は、(依頼者の指定する)オーディティが、「書いたこと」の実施状況を客観的な証拠を取って検証し、検証結果を依頼者へ報告すること。それだけです。それを超えるものではありません。即ち、オーディターがその場において改善提案を示すものではありません。

―― 依頼者側の改善
「実施状況が不十分である」と、内部オーディターから報告を受けた依頼者は、二つの選択肢を持っています。

選択肢1:「書いたこと」は、必須事項であるから、何が何でも実施させる。
選択肢2:「書いたこと」に無理があるので、書いたことを取り下げる。

この選択肢の行使は、ISOMSで規定する「マネジメントレビュー」の場において実施します。しかし、すべてをこの場に上程する必要はありません。
適切に権限移譲をすることによって下部組織(人)に選択肢を行使させることもできます。行使させた結果をマネジメントレビューにおいてトップが確認してもよいのです。その辺は臨機応変にできます。
この「選択肢1、または2の実施が「改善」です。この改善を継続的に実施する。これ即ち、「継続的改善」です。これがISOMSのPDCAです。繰り返しますが、内部オーディターは決して改善提案を監査の場において示してはなりません。改善を指示する人はトップです。ISOMSが「トップダウンのマネジメントシステム」と呼ばれる所以です。

―― 内部オーディターの力量
以上説明した内部オーディットを実行できる人が「力量ある内部オーディター」です。そして国際オーディター認定機関において、短期間の座学を受講することによって内部オーディター力量を証明する免許証を発行しています。

―― 内部オーディターの実情
しかし免許証を持っている内部オーディター全員が、このような内部オーディットを実施することが出来るとは限りません。
いや、むしろできる人は居ないと言ったほうが当たっているのではないでしょうか。なぜならば、1日や、2日程度の座学を受けて実施できるものではないからです。実地訓練を受けていないからです。
オーディットに関しては、「理解すること」と、「自分でできること」とは全く別です。あらゆるスポーツと同じです。体で覚える必要があります。繰り返し何度もやってみて、失敗して、ケガして、やり方を変えて、やっと本物に近づくのです。

―― 私の場合
最初から「内部オーディター免許」を一足飛びに通り超して「プロのオーディター免許証」を直接狙いました。そしてプロ免許証を2年で取得しました。しかし本物のプロオーディットができるまでには、それから約10年かかりました。そして今、プロの中でも最上位のプリンシパル・オーディター免許を持つに至りました。それも品質、環境、安全の3分野にまたがります。

―― 真のプロは少ない。
免許をもった日本人プロの中にも(私が出会った範囲では)本物のオーディットができるプロは少なかったです。もし居たら、その人の指導を受けて実施すれば、10年はかからなかったでしょう。ところが、プロ免許をっているプロの中でも、真のプロには出会いませんでした。一人だけ例外的なプロ(日本人)は居ましたが。しかし残念なことには、その人の指導をうける機会がありませんでした。その御方の名は、岩岡貢様と言われました。

―― 米国人の日本人評
あるISOMSオーディター国際免許発行機関の職員(米国人)曰く、「日本のオーディターのレベルが低すぎる」と。
私はその機関のオーディター研修コース認定業務をアセスメントに関する下請業務に応募しました。その際に、試験面接者から直接言われました。「これを是正してくれ」と。そしてコース・アセッサーとして採用されました。この米国人の御名は、ブライアン様と言われました。

―― 米国人プロ
しかし最近プロに出会いました。米国人です。私は米国のISOMS審査機関とオーディット下請け契約を締結しています。この契約に基づいて一緒にオーディットを経験しました。もっと早く出会っていれば、むだな時間を過ごすことなく、今のレベルに達していたでしょう。悔やまれます。この米国人の御名は、ブランド様と言われます。

次回(37回)へ続きます。

――――― ――――― ――――― ――――― ―――――
弊社ホームページのブログに投入し、同じ内容をツイッター、フェイスブック、そしてメルマガで配信しています。


―――― ――――― ――――― ――――― ―――――

投稿者: 田邉康雄 日時: 2017年10月13日 10:21 |

« 前の記事 | 次の記事 »

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)




youtue

京大OB・OGガイドブック

初回メール相談無料

エントリー検索

 

カテゴリー

アーカイブ

労働安全衛生マネジメントシステム

田辺コンサルタント著書の書籍紹介

商店街の街並み設計

田辺コンサルタント・グループ
代表取締役 田邉康雄
〒140-0014
東京都品川区大井6-20-6
TEL 03-3776-2495
FAX 03-5742-7695
お問合せフォーム

このブログを購読