生涯現役エンジニアブログ

生涯現役を保つには何が必要か。齢70、自ら実践している筆者が失敗例を交え生涯現役エンジニアの実例を見せ、また新資格制度を提案します。

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ISOMS、自己宣言、コンサルティング ― 回顧と反省 ― (17)

エンジニア田邉康雄が、ISOMSの世界に入り、ISOMS認証ビジネス」に批判的になり、適合実証のための自己宣言をコンサルティングするに至った経緯を回顧しています。ISOMSとは、ISO9001、ISO14001、ISO45001(現在DIS2)等のISOマネジメントシステムを指します。

前回(16回)書いたように、私は京都大学修士課程を卒業して就職した三菱化成において、就職5年後には社長賞を3件受賞しました。これは工学部燃料化学科の修士課程を含めて6年間の学習カリキュラムを修めた結果でした。

―― 祖父田邉朔郎の例と比較
レベルの異なるものを比較することをお許しください、――。
祖父田邉朔郎は、工部大学校6年間の学習カリキュラムを修めて京都府(市)に就職しました。そして就職後京都府から技術を学ぶことなく、琵琶湖疏水・蹴上水力発電所プロジェクトを担当し、7年後に完成させました。

私田邉康雄は、京都大学6年間の学習カリキュラムを修めて三菱化成に就職しました。そして就職後三菱化成から技術を学ぶことなく、合成繊維原料工場の技術改良プロジェクトを担当し、4年後に完成させました。

即ち、「工部大学校も京都大学工学部(含修士課程)も、実社会において直ちに役に立つ実用的技術を教えていた」ということができます。
朔郎は教えてもらったことを実践しただけでした。私康雄も教えてもらったことを実践しただけでした。朔郎も私康雄も、教えてもらった大学に感謝するところ、極めて大であります。

―― プロジェクトエンジニア(PE) 
研究をともなう技術開発プロジェクトは「やって見ないと分からない」。即ち、「結果は予測できない」という側面が大であり、計画を立ててもその通りに運ぶことは少ないものです。 
言い換えると、計画を立てても、計画通りには運ばないので、計画する手間が無駄になります。そして誰でも、無駄を嫌います。その結果、計画立案が手抜きされます。これが当時の風潮でした。

「なんとか、計画通りに進まないか?」
 この問に答える回答が、――。
1.「早めに計画の先を読んで、必要なら計画内容を変更する」、
2.「新たな計画を認知(オーソライズ)してもらう」、
3.「新計画を実効する」
4.「早めに新計画の先を読んで、必要なら新計画内容を変更する」

 あとはこの繰り返しです。問題は、「どうやって早めに計画の先 を読むか?」でした。

 ―― 琵琶湖疏水の計画変更
私の知る範囲ですが、日本で最初に大きく計画変更をして成功したエンジニアは、田邉朔郎でした。北垣国道の原案「水力直接利用(水車小屋)による工場誘致」計画を、新案「発電による水力間接利用による既存工場への動力源(電力)供給」計画への変更でした。
現在、琵琶湖第一疏水が計画通りに行かなかったことを非難する人は、一人もいません。逆に「計画変更があってよかった」と思われています。ただし、一般の人はこのことを知りません。

田邉朔郎は、当時(明治20〔1887〕年)世界最高の工学知識総合的に6年間習得して就職したので、北垣国道が立案した計画の弱点・欠点を看破して計画の先を読むことは容易でした。
それに対して私田邉康雄は、京都大学で6年間学んだとはいえ、世界最高の工学知識を総合的に習得したとは言えません。だから看破などできません。

では、――。
「どうやって早めに計画の先を読むか?」。
私の場合、これがISOMSにつながりました。

次回(第18回)につづきます。

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投稿者: 田邉康雄 日時: 2017年09月12日 11:01 |

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