生涯現役エンジニアブログ

生涯現役を保つには何が必要か。齢70、自ら実践している筆者が失敗例を交え生涯現役エンジニアの実例を見せ、また新資格制度を提案します。

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ISOマネジメントシステム、コンサルタント、自己宣言、内部監査、安全、 改訂 ― 回顧と反省 ― (10)

前回(第9回)から続きます。先の大戦中、京都大学燃料化学科への期待が高まったと書きました。期待されたガソリン合成方法は以下の通りでした。即ち、――。

―― 石炭を熱処理して水素と一酸化炭素を造ります。これを高温高圧処理してガソリンを合成します。

―― しかし、折角ガソリンを合成しても、オクタン価が低くて航空機用にはなりません。そこで、別途イソオクタンを合成して混合します。

―― イソオクタンの純品は、オクタン価100です。現在でも使用している「オクタン価」の基準物質です。これを合成ガソリンに混合し、さらに鉛化合物を入れてオクタン価87の航空機用ガソリンを製造します。

―― 現在イソオクタンは、まずLPGの成分であるブチレンとイソブタンを分離し、次に、この二つを結合させて作ります。しかし、当時LPGなど潤沢にある筈がありません。石油そのものが無いのですから。苦肉の策としてアルコールの一種、ブタノールを熱処理して造ります。

―― ブタノールは、砂糖にブタノールを好む酵母をいれて発酵させてつくりました。現在「協和発酵」という会社がありますが、この会社は、このために設立された国策会社でした。砂糖は北海道で取れる甜菜にもとめました。だから、イソオクタン工場は、北海道に立地しました。

―― 当時、イソオクタン合成を指導しておられた福井謙一教授は、1981年に日本初のノーベル化学賞を受賞されました。イソオクタン製造の際に、私田邉康雄の恩師、新宮春男教授とともに考えだした理論を発展させたものでした。

次回(第11回)につづきます。

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投稿者: 田邉康雄 日時: 2017年05月31日 11:54 |

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