生涯現役エンジニアブログ

生涯現役を保つには何が必要か。齢70、自ら実践している筆者が失敗例を交え生涯現役エンジニアの実例を見せ、また新資格制度を提案します。

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直木賞作家、木内昇氏による「日経新聞夕刊小説『万波を翔る』の主人公、雅号蓮舟 田辺太一(15)

頭書タイトルによる連載記事(今回は第15回)を続けます。
ところで昨日(5/17)は、日光例大祭で徳川将軍宗家18代恒孝様ご夫妻が御先祖、徳川家康公と家光公の墓参に行かれました。毎年、徳川将軍家旗本等、子孫の会「柳営会」が団体でお供をしています。私田鍋康雄も例年とおなじく、柳営会の一員として徳川恒孝様ご夫妻のお供をして墓参させていただきました。生憎の雨天でしたが、墓参はつつがなく執り行われました。

―― さて昨日(5/17)の日経夕刊、木内昇作『万波を翔る』の連載(第70回)でした。1859(安政6)年、安政の大獄の最中、麻布善福寺に設置された米国領事館における駐日米国領事ハリスとの「通貨交換交渉」の場面が続きます。貨幣交換比率をめぐる外国奉行水野忠徳と駐日米国領事ハリスとの息の詰まるようなやりとりが、上手に描き出されています。田辺太一は、水野忠徳のお供をして同席しています。

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これは、明治の東京遷都によって衰退した京都市を救った大プロジェクト、琵琶湖疏水・蹴上水力発電所の設計者田辺朔郎の育ての親、叔父田辺太一を主人公として取り扱う「ノンフィクション」小説『万波を翔る』です。

―― 武田遺臣田辺家は、徳川将軍家においては家格の低い、「お目見得以下」の「御家人」でした。それにも拘わらず、田辺太一は徳川幕府の幕閣、「目付」にまで立身できました。立身の理由が昌平坂学問所「甲種及第」にあったことは、すでに述べました。

―― 江戸時代の昌平坂学問所(昌平黌)は、明治時代に創設された帝国大学に系譜がつながっています。田辺家は、この系譜を活用させていただいて、幕末、明治、大正、昭和、平成と、6代に亘って家格の制限を受けずに何とかやってきました。

―― ポイントは、それぞれが、それぞれの時代の公的「高等教育機関」において6年間以上学問を習得させていただいことでした。その基盤に立った公的「資格及第」のお陰でした。以下に各自の例を並べます。
         <高等教育機関>  <修学年数>  <資格>
高祖父(石庵):  昌平黌       6年以上    昌平黌学問吟味教授及第
曾祖父(孫次郎:  昌平黌       6年以上    昌平黌学問吟味乙科及第
曾祖父の弟(太一):昌平黌       6年以上    昌平黌学問吟味甲科及第
祖父(朔郎):   東京帝国大学(工)   6年      明治期稀少工学博士及第
父(多聞):    東京帝国大学(工/法)  6年     高等文官試験行政科及第
私(康雄)     京都大学大学院(工/修) 6年    国際MS審査員資格及第
                         (MS=マネジメントシステム)

―― 私の三人の子供達も、御祖先様や私田邉康雄に比較してほゞ同等の高等教育を、それぞれ6年間受けて、かつ、しかるべき資格に及第して、それぞれ相応の社会貢献をさせて頂いています。ありがたいことです。

―― 繰り返しますが、徳川幕府が創ってくれた「高等教育制度」に感謝するところ、極めて大であります。そして、この創設に力を尽くされた筆頭老中備後福山藩主阿部伊勢守正弘に感謝するところ大であります。

第15回目は以上です。同じ内容を、メールマガジンと、フェイスブックによっても発信しています。
また、日経ホームページによる、小説『万波を翔る』の紹介を御参照ください。
http://www.nikkei.com/topic/20170213.html

投稿者: 田邉康雄 日時: 2017年05月18日 08:29 |

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