生涯現役エンジニアブログ

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<京都「蹴上発電所」が「IEEEマイルストーン」に認定> 田邉朔郎子孫より。

ウイキペディアによると、IEEEマイルストーン認定は、「電気工学・電子工学の分野における世界最高賞」に位置づけられているそうです。受賞対象は人ではなくて、事実そのものです。今回は「蹴上発電所」そのものであり、認定書が交付されたのは、それを維持している京都市と関西電力です。

―― 1983年に認定制度が作られて以来、約100件が認定されているそうです。認定理由は、「日本初の事業用水力発電所」でした。本当は、「世界初の事業用水力発電所」ですが、どこかで間違って伝わったものでしょう。日本初という理由で認定されるのならば、その他に数えきれないほどあります。

―― 工部大学校(東京帝国大学工学部の前身)を卒業したばかりの祖父田邉朔郎が、京都府知事北垣国道(後長女静子を朔郎に娶せて岳父、だから私田邉康雄の曾祖父)の命により、分不相応にも琵琶湖疏水工事を担当させて頂きました。「基本設計」はすでにあり、「詳細設計」と「工事計画」の作成を、担当者としてお手伝いさせて頂き、さらに、若き工事部長として「現場工事」を担当させていただいたものでした。

―― 工事の途中で、国道の命を受けて米国調査に赴き、「鹿ケ谷水車動力工場群」を「蹴上水力発電所」へ設計変更しました。これは朔郎の独創でした。まだ送電方式が交流とも、直流とも定まっていない時代でした。交流誘導電動機も発明されていない時代でした。

―― この設計変更がなければ、現在京都の観光名所となっている「哲学の道」や「南禅寺水路閣(通称ローマ橋)」、さらには、「南禅寺別荘群」はなかったものです。また歴史都市であると同時に世界的ハイテク都市、かつ、理系ノーベル賞受賞者を数多く輩出する現在の京都市の姿はなかったものです。
とし
―― 祖父田邉朔郎は、明治23年に琵琶湖疏水を完成した直後、その時代の土木工学分野の最高賞であったテルフォード賞を受賞しました。しかし、――。

―― 朔郎は、常々言っていました。「自分は、土木技術者ということになっているが、あの時代、土木だけをやっていては何もできなかった」と。確かに、朔郎は、機械や電気や化学の分野でも顕著な「工学的」発明をして完成させました。単なる土木技術者ではありません。

―― 今回のIEEEマイルストーン認定は、発電所を明治24(1891)年に完成させてから、125年後の「電気工学」分野における受賞です。朔郎の遺影に報告したところ、とても喜んでいる様子でした。「やっと、単なる土木技術者ではないことが分かってくれた」と。

詳細は、以下の京都市上下水道局のホームページに添付された記事をご覧ください。
http://www.city.kyoto.lg.jp/suido/cmsfiles/contents/0000205/205346/press.pdf

投稿者: 田邉康雄 日時: 2016年09月23日 15:16 |

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