以下はその理由です。
1. <現状>
多くのベテラン技術者が、60歳になると、以下の三ケースを辿っている。
1) 定年退職
2) 定年延長、又は再雇用
3) 3)個人事業主(独立)
2. <解説>
以下のような問題点があります。
1) 退職・・・・・60歳で定年退職しても、年金を満額受給できるのは、65歳まで待たなければならない。
2) 延長・・・・・給料は、60歳までの1/2~1/3に下がってそれまでの部下の配下となって働く。精神的には、針の蓆(むしろ)に座っている気持ち。とても耐えられない。
3) 独立・・・・・一件々々の案件を請負って対価をもらう。成功するケースと失敗するケースがり、リスクが大きい。
3. <改正に期待する所>
派遣の制限年数が撤廃される。これにより、派遣を利用する企業側が、ベテランを使い易くなる。これによって生涯現役エンジニアへの道が大きく広がる。
4. <爆発火災の防止>
これにより、高齢者の労働力化が大きく進み、成果との一つとして、製造業における安全に関する技術伝承が大きく進み、労災を含む事故が激減する。逆に、高齢技術者の活用が進まないと、工場の爆発火災は今後も増え続ける。