生涯現役エンジニアブログ

生涯現役を保つには何が必要か。齢70、自ら実践している筆者が失敗例を交え生涯現役エンジニアの実例を見せ、また新資格制度を提案します。

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東京湾岸を巨大津波から守ろう(6)。・・・・

・これは私が主宰する研究会の、(一財)リスクマネジメント協会2015年次大会(2015MAR28@一ツ橋日本教育会館)におけるプレゼン内容です。

前回、東京湾の入口に巨大な「人工島群」を構築して「巨大津波による東京壊滅を防止しよう」と提案しました。

「人工島群で被害が防止できる」と考えた理由は何でしょうか。以下説明します。

―― 2011年東日本大震災の際に仙台の松島を襲いました。しかし松島にある大小の島々が沿岸を津波による甚大被害から救ったそうです。

―― 波の大きなエネルギーが沿岸に達するまでに減少しました。中には岩盤が大きくえぐられた島もあったそうです。これによって波エネルギーを吸収したのでしょう。しかしそれだけではないと思います。波の「反射」とそれに伴う(お互いに打ち消す)「干渉」もあったでしょう。

―― 記憶に新しい福島原発においては、遠浅海岸によって波高が高まり、それに加えて海岸線によって反射した波が「たまたま」一点に集まってきて、その干渉によって波高が増幅され、結果として想定外の大津波が襲ってきたと言われます。これは「悪い方向」に波の反射と干渉の効果が発現した例ですが、「良い方向」に発現することもあり得ると思います。加えて、波の「散乱」も「良い方向」に発現するでしょう。

―― 巨大堤防を作って、波エネルギーを100%跳ね返すことは確かに可能でしょうが、100%跳ね返す必要はありません。許容範囲までエネルギーを減少すればよいのです。第一、100%を狙うと天文学的な巨費が掛かるでしょう。

―― 3.11地震においては、東京湾に1メートル程度の津波が来たそうです。また元禄地震や安政地震においてもその程度の津波は来たそうです。今、仮に3~4メートル程度の津波が来たとしても「東京壊滅」にはならず、「許容範囲」だと思います。そうであれば、波高20メートルの巨大津波のエネルギーを波高3~4メートル程度下げればよいのです。

―― 余談ですが、私は「それじゃーダメ」という否定的意見と常に戦っています。「それでは100%リスクを低減できない」という理想論と戦っています。
結局、心の中で抱く理想を実現できる方法が直ぐには見つからず、対策を先延ばしにしている内に、想定リスクが現実のものとなって大きな被災を被るケースが多いのです。これは、「職場安全コンサルタント」としての実感です。

投稿者: 田邉康雄 日時: 2015年05月04日 11:25 |

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