生涯現役エンジニアブログ

生涯現役を保つには何が必要か。齢70、自ら実践している筆者が失敗例を交え生涯現役エンジニアの実例を見せ、また新資格制度を提案します。

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<ISOマネジメントシステム規格が大幅に変わる>

以下の規格草案がすでに発行されています。
1.品質マネジメントシステム(QMS)・・・・・ISO9001:2014DIS
2.環境マネジメントシステム(EMS)・・・・・ISO14001:2014DIS
3.労働安全衛生マネジメントシステム(OHS)・・・・・ISO45001:2014DIS

QMSとEMSは、今年(2015)9月に発行されます。そしてOHSは来年(2016)年に発行され、従来あったOHSAS18001は廃止されます。

―― 先週の土曜日(5月23日)、パシフィコ横浜アネックス(大講演会場)においてIRCAジャパンが規格動向に関する解説セミナーを開催したので、私も参加しました。

「三規格が、マネジメントシステムの統合を容易にするように改良される」。

これがイギリスから来た講師の結論でした。しかし私には、興味は湧きませんでした。如何に規格が改良されようとも、審査機関による「認証登録」が有る限り、変りようがないことを20年に亘る、QMS/EMS/OHS審査員生活で知ったからです。その間、数年毎に規格改定を経験しました。それよりも大きな興味をもったのはーー。

―― 自主的にQMSを運営
講師は、キヤノン株式会社品質本部品質標準センター担当部長青木明彦様でした。私が興味をもった部分の要旨は以下の通りでした。詳しくは当日の講演要旨集をIRCAジャパンから入手(有料)して御確認ください。
1. キヤノン様のQMS導入経緯・・・・・1992年に1993年EU統合輸出対策として、第三者認証取得した。その際、運営はISO事務局中心だった。その結果、販路確保という目的を達成した。しかしマネジメントシステムという触れ込みに対して経営トップは不満だった。

2. キヤノン様の最近の動き・・・・・QMS自主運営を宣言した。即ち、第三者認証に頼らないと。製品の品質保証を意図してQMS自主運営すると。そして認証取得は各事業部に任すとした。結果、多くの事業部が認証返上した。残りの事業部は、返上に向けて準備中とか。これにより、ISOマネジメントシステムに関する経営トップの「不満」は、「無関心」にまでレベルアップした。

3. 無関心とは、「ISOマネジメントシステム認証登録など、もう相手にしない」ということだそうです。さすがは全国に先駆けて20年以上も前に認証取得した企業です。私は、この結論に至ったキヤノン様を敬服します。

4. キヤノン様の今後予定・・・・・2015年のISO9001改定を受けて、QMSに「業務リスク」を含めて再構築する。

―― 審査機関よ、さようなら。
ISOマネジメントシステム構築・運営に関する「自己宣言」普及活動を2009年以来、株式会社新技術開発センター様御依頼の公開セミナー等を通じて実施している私には、キヤノン様のお話が心強く思えました。

投稿者: 田邉康雄 日時: 2015年05月27日 09:34 |

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