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不完全な三菱マテリアル爆発火災最終報告書(5)

一方、実際に発生した爆発に関して以下のように述べられています。

「爆発威力は、独立した二つの方法によってTNT換算で「0.2~7kg」と、「0.7~5kg」と算出されました」と。だから算出した爆発威力の値は正しいものであると言っているのです。

そしてこの威力を発揮したのが「CSP加水分解物」だそうです。そしてCSP加水分解物の爆発力はTNTの約1/10と解析されています。ですから最小値の0.2kgと0.7kgを採用しても「CSP加水分解物」は2~7kgが存在していなければなりません。そしてその威力は雷管等の起爆剤を用いなければ達成できません。

―― ではこの威力を発揮する雷管相当起爆剤と、2~7kgの「CSP加水分解物」がチェンネルカバー内に存在していたのでしょうか。

この時点で私の頭は混乱してしまいます。話がすっきりとしないのです。よって「報告書が不完全である」と言わざるを得ません。

―― 私は思います。この報告書を受け取った三菱マテリアルさんが御気の毒だと。因みに、事故調査委員会の委員長は、東京大学名誉教授です。そして委員は、高圧ガス保安協会高圧ガス部審議役、三重大学大学院工学研究科教授、学習院大学理学部教授、三菱マテリアル株式会社常務取締役生産技術関係担当、三菱マテリアル株式会社中央研究所電子材料研究部長です。肩書を見て、この中に現場の「装置」と「作業」に精通した方が何人いらっしゃるかと訝しく思われます。

次回は(6)に続きます。

投稿者: 田邉康雄 日時: 2014年07月15日 20:04 |

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