生涯現役エンジニアブログ

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不完全な三菱マテリアル爆発火災最終報告書(14)

前回、「求められている「安全管理の強化」対策が、現実に妥当なものかどうかに関して論を進める」としました。

「対策」が現実に妥当なものであるかどうかは、特定された。直接要因(直接原因)が妥当なものであるかどうかに関する検証が必要です。そして妥当とされた直接原因に対して、それをもたらした間接要因(間接原因)の特定が必要です。ではやってみましょう――。

直接原因は、チャンネルカバー内に蓄積したTNTの1/10の爆発威力をもつ「CSP(クロロシランポリマー)加水分解物」の衝撃による発火・爆発によるチャンネルカバーの「飛翔」と断定されました。爆発威力を測定する際、「MkⅢ弾動臼砲試験」を採用したと記述されています。御存じの通り、この試験には雷管などの起爆剤が必要です。

しかしチャンネルカバー内には起爆剤(雷管)は存在していません。ですから「MkⅢ弾動臼砲試験」で立証された「TNTの1/10」の爆発威力は発揮できません。御存じの通り、TNTに(雷管なしで)火をつけても勢いよく「ぼー」と燃焼するだけです。燃焼するだけでは爆発威力はありませんから、この面でこの仮説は棄却されなければなりません。

もしも「MkⅢ弾動臼砲試験」において雷管(起爆剤)なしでTNTとCSPの爆発威力を比較したのであればその旨、報告書に記載しなければなりません。記載しないと真実を隠したことになります。

次回(15)においては、水素爆発の仮説を棄却したことに関して論を進めます。

投稿者: 田邉康雄 日時: 2014年07月31日 08:00 |

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