生涯現役エンジニアブログ

生涯現役を保つには何が必要か。齢70、自ら実践している筆者が失敗例を交え生涯現役エンジニアの実例を見せ、また新資格制度を提案します。

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韓国は日本と米国の支援によって円滑に独立できました(16)。

~ マッカーサー配下の米軍は、日本の官僚制度をそのまま韓国に引き継がせた。
  <日本は朝鮮半島を「植民地」として「支配」は、これをしていません>
           ~ 「植民地支配」の否定 ~

 釜山に住んでいた総督府局長、田邉多聞が終戦玉音放送を聞いた日の日記です。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
8月15日
 この日も夜半0時頃戦闘準備警報、約1時間でこれが解除せられ、暫くウトウト睡眠を採っているとニュースで本日正午重大ニュース発表と予告があったと秘書の西田君が伝えてきた。
この場合重大ニュ―スが何であろうかと予測してみたが、一億死を以て本土決戦を迎えようと言うのか、或いは降伏するのかと二つの予測がたちまち頭に浮かんで来たが、何故か多分降伏するのではあるまいかという予感がした。
 正午、凡そ一町の釜山地方交通局長室に幹部一同集合、重大ニュ―スを聞いた。玉音放送だというので、前例のないことであるし一同これは多分降伏についての大詔ではないかというような心構えはあったように思われ、一同非常なショックを受けたようには感じられなかった。私もああ良かったと胸を撫でおろしたというのが、詐らざる心境であった。
 早速本局に電話、前后策を打合せの上、今后何分の指示が來るであろうと待っていると、本局長より終戦后第一の釜山局への連絡は何であったかというと、内地へ出航できる機帆船はないかという問合せであったので唖然とした。これは総督夫人がいち早く引揚げようというものであった。
 一方敗戦となってこういう状況下において当然起って來る流言蜚語は盛んに乱れ飛びだした。まず京城へソ連軍入城、仁川に米艦入港、司令部ホテルに入るなどまことしやかに伝えて來るので本局に確かめるといずれもデマとわかる。しかし京城駅前に早くも民衆の大示威運動が起り不穏とのことである。

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 これに対して田邉康雄がコメントします。

 父は終戦の詔勅だったので「安堵」したと言っています。「一億死を以て本土決戦を迎える」ことには反対であったことが分かります。この点、冷静な父だったと尊敬します。しかし受諾するポツダム宣言の内容が「無条件降伏」を迫るものであることは総督府局長と雖も把握していないので、「まさか」と思っていたことでしょう。

 一方、「その日にはやくも京城(今のソウル)駅前に民衆の大示威運動が起った」ことを残念に思います。日本の支援によって「独り立ち」しつつある朝鮮半島人が、何ということでしょう。日本人であれば苦しい立場に立った人に対して救いの手を差し伸べます。これが武士道ですが、それが朝鮮半島にはなかったのでしょう。
 内地では、敗戦の際の一糸乱れぬ統制とれた動きをしました。武士道は一般人まで浸透していました。武士道に従って一般人は、潔い「負けっぷり」を示しました。

 ところが、武士である筈の陸軍軍人の武士道はどうなっていたのでしょうか。朝鮮総督の家族がいち早く日本に逃げ出すので、「専用船の手配をせよ」と言う指示が、玉音放送を聞いた日の「最初」の総督府からの指示だったことに関しては、私も父同様「がっかり」しています。

 阿部信行総督は陸軍大将です。帝国陸軍の「朝鮮軍」を統括する立場です。その家族がいち早く逃げ出すとは何事でしょうか。繰り返しますが、陸軍軍人の武士道はどうなっていたのでしょうか。徳川将軍家譜代旗本の嗣子、父親が「陸軍嫌い」だった大きな要因のひとつです。

投稿者: 田邉康雄 日時: 2013年12月14日 10:02 |

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