生涯現役エンジニアブログ

生涯現役を保つには何が必要か。齢70、自ら実践している筆者が失敗例を交え生涯現役エンジニアの実例を見せ、また新資格制度を提案します。

« 日本触媒 アクリル酸 爆発火災 原因(3) | メイン | 日本触媒 アクリル酸 爆発火災 原因(5) »

日本触媒 アクリル酸 爆発火災 原因(4)

唖然として口が開き、しばらく虚ろな状態でした。日本触媒姫路事業所におけるアクリル酸貯蔵タンク爆発の件です。タンクに備え付けてある温度計だけで、温度を測っていたそうです。そして従業員が巡回の際に読み取っていただけだそうです。これは10月1日の日経新聞夕刊記事でした。モノマーのラジカル重合反応における暴走反応の恐ろしさを知っている私には、信じられない話でした。

―― 私は若い頃、三菱化成(現三菱化学)水島工場に勤務していました。スチレンモノマーをパイロットプラント内で扱っていました。

沸点は、145℃であり、アクリル酸の141℃と殆ど同じです。約500ℓを釜に入れて加熱していました。これはやっては行けない操作だったのです。ですから、重合による暴走反応が始まりました。

 ―― この恐ろしい暴走反応を計器室で発見しました。連続的に温度を計測し、かつ、記録用紙にペンを走らせていたからです。もしも間欠的に現場の温度計を見るだけでしらた、発見が遅かったでしょう。「遅い」ということは、もう手の付けられない状態になっていたということです。

投稿者: 田邉康雄 日時: 2012年10月02日 10:36 |

« 前の記事 | 次の記事 »

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)




youtue

京大OB・OGガイドブック

初回メール相談無料

エントリー検索

 

カテゴリー

アーカイブ

労働安全衛生マネジメントシステム

田辺コンサルタント著書の書籍紹介

商店街の街並み設計

田辺コンサルタント・グループ
代表取締役 田邉康雄
〒140-0014
東京都品川区大井6-20-6
TEL 03-3776-2495
FAX 03-5742-7695
お問合せフォーム

このブログを購読