前ブログで官僚制の利点を紹介しました。「一朝事ある際には組織力を発揮する」と。我が国の官僚制は、繰り返しますが、天智天皇以来、天皇制とともに1400年も共に歩んできた、日本国の至宝です。原型は隋唐から導入しましたが、「宦官」と「科挙」は導入せず、日本独自に磨き上げ、日本独自の官僚制度が発達しました。
―― 私の僻目かもしれませんが、この至宝とも言える「官僚」が福島原発危機に際して初動に参加していないような気がします。
「何か起こった際が官僚の腕を発揮するチャンスだ」と言っていた私の父親、朝鮮総督府交通本局(当時の日本の「運輸省+鉄道省」に相当)、釜山地方交通局長(朝鮮半島の略北緯38度線以南の地域を管轄する大局の長)だった田邉多聞が嘆くでしょう。官僚に責任があるのではなくて、官僚に働く場を与えていない政府に責任があるような気がします。
―― 繰り返します。官僚の利点は「組織力」。これは日本国の宝物です。今後も大切にして活用しましょう。
福島原発危機に関連してリスクマネジメントISO31000を説いています。官僚制度に対する批判があるので、官僚を弁護する立場で我が国の官僚制度に関する私見を述べました。これでこの一連のブログは完了します。







