生涯現役エンジニアブログ

生涯現役を保つには何が必要か。齢70、自ら実践している筆者が失敗例を交え生涯現役エンジニアの実例を見せ、また新資格制度を提案します。

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福島原発危機 ― ISO31000リスクマネジメント 初動(6)

前ブログにおいて、原子炉の、トラブルシューティングは東電さんには無理と言いました。

記者会見をしている首脳部はこんな大きな事故に関しては事故対策の素人です。東電は鉄道に譬えると運転乗務員であるに過ぎません。鉄道に譬えると(事故を起こした)車両を製作した人は、東芝/日立/IHIです。運転乗務員に修理できる訳がありません。

前ブログにおいて、原子炉の、トラブルシューティングは東電さんには無理と言いました。

記者会見をしている首脳部はこんな大きな事故に関しては事故対策の素人です。東電は鉄道に譬えると運転乗務員であるに過ぎません。鉄道に譬えると(事故を起こした)車両を製作した人は、東芝/日立/IHIです。運転乗務員に修理できる訳がありません。

―― 旧陸軍では、戦闘経験のない指揮官が、最前線の部隊に攻撃命令を出しました。現在の東電も旧陸軍に同じです。原子力プラントトラブルシューティングの未経験者が、現場に指示を出しているのですから。

―― 危険度が原子炉よりは小さいので比較するのは適切ではないのですが、考え方の比較という意味で以下の例を出しましょう。

―― 三菱化学は、石油化学コンビナートの中核プラントの一つであるブタジエン法14ブタンジオール/THFプラントを独力で1983年に製造技術の開発に成功しました。自社研究所が触媒ペレットを開発しました。岡山県水島事業所の技術部がパイロットプラントを設計建設して実証し、商業プラント建設のための基礎データを取得しました。そのデータを用いてコンピュータを駆使して商業プラントのリアクターの基本設計に成功しました。

―― 三菱化学はこの基本設計データを三菱重工に示してリアクターそのものを詳細機械設計してもらい、提出された設計図を何度も自ら修正して納得の行く設計図としました。この図を基にして三菱重工はリアクターを製作しました。三菱化学はそれを受け取って、基本設計者自らがオペレーションしました。

―― 現在私が普及に努めているISO31000に関連して福島原発危機を書いていますが、ISO31000はリスクマネジメントの国際規格です。そして広義リスクマネジメントの中にはクライシスマネジメントが含まれています。但しISO31000には含まれていません。

 次ブログにつづきます。

投稿者: 田邉康雄 日時: 2011年05月22日 09:14 |

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