コンプライアンスの話を展開する前にコンプライアンス定義を明確にしつつあります。世間でとられている遵法に限定されず、もっと広い意味にとると最初に説明しています。つづけます。
―― 次はコンプライアンスの「指導しながら実施する遵守実施」です。
ISOマネジメントシステムをご存知の方は「えー!」とお思いになるでしょう。なぜなら、内部監査は「独立性」「公平性」の維持が求められていますから「指導しながら・・・」などはもっての他だと思っておられるでしょうから。
―― しかし思い出してください。この欄におけるコンプライアンス定義では、コンプライアンスの適合基準には、「倫理」と「組織の行動規範」の二つであることをすでに明らかにしました。
これら二つは、どの会社においても社長が求めるものであって、遵守しないと問題を起こして社長が報道陣会見の場において、テレビカメラの前で謝罪する恥ずかしい場面が全国に流れます。するとその会社の業績は大幅にダウンします。そしてしばしば倒産します。
―― ですから内部監査の目的は、比喩的表現すると「社長の惨めなテレビ出演を防止する」ということができます。
―― このような目的をもった内部監査は、コンサルティングしながら実施しないと実があがりません。これがISOマネジメントシステムの内部監査と異なる点です。ですからコンプライアンスにおいては、ISOのことは忘れてください。







