コンプライアンスの話を展開する前にコンプライアンス定義を明確にしつつあります。 コンプライアンスは世間でとられている遵法に限定されず、もっと広い意味にとると前欄において説明し始めています。つづけます。
前欄において「人は、少しずつ起こる変化には、その変化を知覚する力が小さい」と述べました。労働安全における例をひとつ紹介します。
―― 街中で大きなクレーンが「ひっくり返って」いる場面をテレビで頻繁に見ます。うんざりする位の頻度です。
―― なぜ学習しないのでしょうか?
と、疑問に思われるでしょう。其の答えは以下のとおりです。
「前回この位の定格負荷オーバーは大丈夫だった。今日はもう少しだけよいだろう」
と、考えていることです。
こんな考えをもっていると、いつの間にか、クレーン則でも許されていた「25%」も逸脱オーバーしてひっくり返ります。街中でしょっちゅう見る場面です。
以上をもって「コンプライアンス定義」を終了します。次回からは、コンプライアンスの有効性を高める方法を説明します。







