コンプライアンスの話を展開する前にコンプライアンス定義を明確にしつつあります。コンプライアンスは世間でとられている遵法に限定されず、もっと広い意味にとると前欄において説明し始めています。
―― 学校内では、倫理がひっくり返ったものの、家庭内では従来通りに父母を敬うこと、兄を敬うことが求められたことを紹介しました。内と外では、倫理が異なっていたのでした。このような状況下で――、
―― 倫理とは何か?
と、長年この問いに悩んできました。すると最近、ある解答がでました。放送大学の講義でした。
―― 解答とは以下の通りです。
曰く「ある人の集団において、あなた以外の全ての人があなたと同じ事をやったとしてその集団の中で何の矛盾も起こらないとしたら、あなたのやっていることは倫理的であったということができる」と。
―― これならよく理解できました。すなわち異なる集団間において倫理の内容が異なるのです。「時代が変わったら、倫理の内容は変化する」と理解できるのですから。







