コンプライアンスの話を展開する前にコンプライアンス定義を明確にしつつあります。コンプライアンスを世間でとられている「遵法」に限定されず、もっと広い意味にとりますと、前欄において説明し始めています。
―― 前欄につづいて「倫理への適合性」を検証しています。その前に、キーワードの「倫理」に対する親しみの程度を検証しています。
―― 現在73歳の私より3歳年下の70歳の人を境にして、倫理ということばの慣れの程度は異なるのではないかと思います。
70歳以下の人たちは、小学校低学年において倫理教育をまったく受けてこなかったからです。これは歴史的事実ですから疑いようもありません。
―― 1946(昭和21)年から、倫理教育が廃止されました。現在2010(平成22年)の年齢でいうと70歳以下の人は倫理教育を受けていません。
―― 即ち1945(昭和20)年に小学校へ上がった人と、1946(昭和21)年に上がった人の間に存在する、大きな倫理観の認識差が存在するのです。私はこれを倫理観ギャップと呼んでいます。







