森田化学工業(大阪)の三フッ化ホウ素タンク爆発事故に関する私、労働安全コンサルタント田邉康雄の感想を述べています。続けます。
三フッ化ホウ素タンクの中で爆発力のある十分な量の水素が発生することを論理的に推定しました。
―― 話変わりますが私の若い頃(1974年)、三菱化成(現三菱化学)の水島事業所においてスチレンモノマー技術開発プロジェクトがありました。
その中で私は、中間試験工場(パイロットプラント)の建設・運転係を担当し、係長を拝命しました。そして建設費1億4千万円でパイロットプラントを建設しました。
―― エチレンとベンゼンからエチルベンゼンの合成
これが前半分の工程でした。
―― 反応触媒は、三塩化アルミ(AℓCℓ3)であり、この反応はフリーデル・クラフツ反応と呼ばれました。ルイス酸である三塩化アルミ(AℓCℓ3)が強力に反応を推し進めたものでした。
基本的には水が存在しない状況でしたが、どうしても除去できない微量の水が、高い反応温度と相俟って強い金属腐食性を示し、耐腐食性のステンレス鋼はもとより、さらにニッケル含有量の多い、モネルやハステロイでさえも腐食の危機に曝されました。現にピンホールができて高圧の内部から漏れが発生したことがありました。
―― このプロジェクト推進の際に触媒として三フッ化ホウ素(BF3)の検討もしました。そして三塩化アルミ(AℓCℓ3)と三フッ化ホウ素(BF3)の腐食性を比較しました。三フッ化ホウ素(BF3)が水の存在下で金属腐食性を示すことを知ったのは、その時のことでした。
―― 御意見や御質問のある方はどうぞ下のアドレスで私にコンタクトを試みてください。
tanabe-yasuo@tanabe-consul.jp
あるいはこのホームページに数多く設置してある「問合せ」欄の内から、どれでもよいですから御利用になってコンタクトしていただいても結構です。







