森田化学工業(大阪)の三フッ化ホウ素タンク爆発事故に関する私、労働安全コンサルタント田邉康雄の感想を述べています。書いている最中の2010年1月7日に日本カーリット(横浜)において大爆発火災が発生したのでそのブログを書き始めましたが、平行して書いています。
「失敗した事実を正直に話すことは難しい」
と、私自身の失敗例をとって説明しました。
正直に話すということは、「自白」に他なりません。検察官がもっとも重視している要素が自白です。自白がない場合に限って、周辺の証拠を固めて自白に代えています。
―― 森田化学さんの例に戻ります。
「タンクに穴を開けてよいか」といってきた社員に対して、社内で安全技術の伝承ができていないという欠点が暴露したようです。
手順書がなかったと報ぜられていますが、古参社員は、手順書は頭の中に入っていますから、手順書など必要がないのです。
「ガス検地は当然だから「切断」だけを「OK」と言った」
と、すでに推定しまた。
古参社員が「切断OK」と言えば、OKの指示を受けた社員は、水素ガス検知を実施することは当たり前でした。そこまで指示を受ける必要はないのです。
―― ISOを取得している企業においては手順の文書化と結果の記録が求めれれていることは百も承知です。
―― しかし業務に関する訓練をうけてレベル向上した従業員に関しては、その業務に関する文書化された手順書は必ずしも必要ありません。
―― 森田化学さんがISO9001や、ISO14001の認証取得をされておられるかどうかは知りません。仮に取得されていても本件に関する手順書は必ずしも必要がないのです。必要なものは、訓練をし、レベル向上が担保できる記録なのです。これがあれば十分です。今後の労働基準監督署や警察の調査に際してもこれがあれば十分に説明できます。
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tanabe-yasuo@tanabe-consul.jp
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