「日本カーリット(横浜) – 爆発 – 過塩素酸」
このブログを、「森田化学 – 爆発 - 三フッ化ホウ素」のブログに平行して書いています。
前欄において「安全弁の元弁を「閉」にした」可能性を示唆しました。
「安全弁の元弁を「閉」にするなどは、あり得ない」
と、思われる方はおられませんか。
―― 有るのです。
安全弁の元弁を「開」にすることを失念してロケットになった例が有るのです。
一般に高圧ガスのタンクは、定期検査の際、水を用いて常用圧力以上の圧力を掛けてタンク強度をテストします。その際は常用圧力値に設定してある安全弁が作動しないように元弁を「閉」にします。テスト完了後に「開」にします。ところが、これを失念しました。
―― このようなことは滅多にないことですが、北海道で液体窒素タンクにおいて例がありました。定期点検後に安全弁の元弁を『たまたま』「開」に戻し忘れていました。
この状態で『たまたま』窒素のユーザー装置が故障して消費がストップしました。通常は、消費に伴う窒素の蒸発によって蒸発潜熱によって低温が保たれているのですが、これがストップしました。
ですから温度が上昇して圧量がどんどん上昇しました。『たまたま』夜間のことであり、気がつく人はいませんでした。
圧力が(安全係数を掛けた)設計圧力を超え、強度の弱い底板接合部が外れてタンクは、ロケットのように飛翔しました。かなりの距離を飛翔したそうです。
幸い人災はなかったのでこの話は「笑い話」で済みました。安全技術の世界では笑い話のような話が現実にあるものです。因みに紹介します。
そんなことはあり得ないとおもっていることがたまたま三件重なると大事故になります。北海道の例において『たまたま』と記載した部分の三箇所です。
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