森田化学工業(大阪)の三フッ化ホウ素タンク爆発事故に関する私、労働安全コンサルタント田邉康雄の感想を述べています。続けます。
では実際、爆発力のある水素が発生したかどうかを検証して見ましょう。
―― 水素の爆発下限界は、記憶によると3~4%です。
―― 一方、フッ化ホウ素タンクの大きさに関しては、これは報道されていません。ですから推定を試みます。報道写真によると工場建屋根に穴が開いています。
これはタンクの上部鏡板が飛んで通過した穴であること思われます。穴の直径は、4~6メートルです。ですから、鏡板の直径は3メートルであると推定します。そしてタンクの高さも3メートルであると推定します。
―― すると容積はおよそ、3m×3m×3m=27㎥です。人が作業するのですから、タンク内を(窒素などの)不活性ガスで置換している訳がありません。すなわち内部は空気です。
―― 27立方メートルの3~4%は、約1㎥、即ち1kℓです。即ち、これだけの水素が存在すれば、タンク内部は爆鳴気を形成しています。言い換えると、火源があればいつでも爆発する状態です。
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