森田化学工業(大阪)の三フッ化ホウ素タンク爆発事故に関する私、労働安全コンサルタント田邉康雄の感想を述べています。書いている最中の2010年1月7日に日本カーリット(横浜)において大爆発火災が発生したのでそのブログを書き始めましたが、平行して書いています。
―― 前々欄において「責任者にとって原因が分かっていても、それを分かっていたとは言えないものだ」と言いました。そして自分の例を上げると言い、前欄で一件御披露しました。
―― さらにもう一件失敗例を御披露します。
三菱化成(現三菱化学)水島工場時代(1969~1977年)ある実証石油化学プラントの運転係長時代のことです。
「加熱炉からスチームが噴出している」
と、夜中社宅に電話が掛かってきました。
―― 加熱炉温度が異常に上昇して、オーステナイト鋼で製作した縦型過熱炉が破壊されたものでした。原因は加熱用シースヒーターに貼り付けてあった温度計が剥がれて下方低温部に脱落し、実際の温度よりも低い温度を示したために、加熱用電力の供給がストップすることなく継続されて予定外の高温に達したものでした。
―― 内圧0.2MPa(2気圧)であり、とても高い圧力とはいえませんが、直径600mmのオーステナイト鋼の溶接部からパンクしました。オーステナイト鋼の焼け具合から温度はおそらく1200℃に達していたと推定されました。見回り作業員が発見しましたが、幸い火傷などお怪我人はありませんでした。
―― 御意見や御質問のある方はどうぞ下のアドレスで私にコンタクトを試みてください。
tanabe-yasuo@tanabe-consul.jp
あるいはこのホームページに数多く設置してある「問合せ」欄の内から、どれでもよいですから御利用になってコンタクトしていただいても結構です。







