森田化学工業(大阪)の三フッ化ホウ素タンク爆発事故に関する私、労働安全コンサルタント田邉康雄の感想を述べています。書いている最中の2010年1月7日に日本カーリット(横浜)において大爆発火災が発生したのでそのブログを書き始めましたが、平行して書いています。つづけます。
―― 歩兵が実戦において手順書を見ながら戦えるか?
と、前欄において言いました。
―― 歩兵に必要な能力は「弾丸の発射速度」と「発射した弾丸の命中率」です。これを掛け合わせると単位時間に敵兵に命中する弾丸の数、すなわち倒した敵兵の数がでます。
そしてこの数値が大きければ大きいほど、自分が生き残る確率が大きくなります。兵は自分の生存率を賭けて必死に体で覚えます。
―― 鉄砲を扱ったことのない人(例示すると私のような人)が、急に戦争に駆り出されて敵兵に遭遇したとするとどうやってよいか分かりません。
―― 話が飛躍しますが、大東亜戦争末期の「学徒動員」は、悲惨でした。まさに鉄砲を扱ったことのない大学生が敵兵に遭遇させられたのですから。「自殺(玉砕)せよ」と最初から命令を受けたのも同然でした。
―― 話をもどします。
鉄砲に関して必要な記録は、各々の兵の必要能力の習得度を示す訓練記録です。そのためにまず、兵の必要能力とは何かを明らかにすることが先決です。これをISO9001:1994では「訓練ニーズ(Training needs)を特定(identify)することが先決」と言っていました。そしてこの考え方はその後の改定版にも踏襲されていますし、ISO14001でも踏襲されています。
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