「日本カーリット(横浜) – 爆発 – 過塩素酸」
このブログを、「森田化学 – 爆発 - 三フッ化ホウ素」のブログに平行して書いています。続けます。
前欄においてアンモニア合成における「ボッシュ・ホール(孔)」を紹介しました。
―― 実はこの手法を私も採用しました。しかしそのときは、ボッシュ・ホールのことは知りませんでした。
―― 私が基本設計を手がけた三菱化学のブタジエン1,4-ブタンジオール/テトラヒドロフラン製造プラント(大河内生産【特賞】受賞)は、現在の三菱化学において稼ぎ頭のひとつであると聞いています。
このプラント中に、圧力約10 MPa(約100気圧)の反応槽があります。酸化反応と水素添加反応です。
―― 反応槽本体として日本製鋼所(室蘭)の鍛造品も検討しましたが、三菱重工の鋼板多層巻き圧力容器を採用しました。今から30年も前の1980年のことです。
採用するに当たって懸念したことは、腐食でした。腐食性の高い100%酢酸を高圧反応槽で取り扱うのですから、内面を高ニッケル含有鋼でライニングしました。
しかし根が心配性の私は、ライニング鋼が腐食して鋼板多層巻きの圧力槽本体が腐食されることを懸念しましが。もしも酢酸が漏洩すると多層巻きですから全体に酢酸が回ってしまいます。
―― そこで工夫を凝らしました。多層巻き本体に孔を開けて、ここに酢酸検知管を挿入しました。繰り返しますが工夫当時、ボッシュ・ホールのことは知ってはいませんでした。
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tanabe-yasuo@tanabe-consul.jp
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