生涯現役エンジニアブログ

生涯現役を保つには何が必要か。齢70、自ら実践している筆者が失敗例を交え生涯現役エンジニアの実例を見せ、また新資格制度を提案します。

« 森田化学 – 爆発 – 安全技術の伝承(7) | メイン | 森田化学 – 爆発 – 安全技術の伝承(8) »

日本カーリット(横浜) – 爆発 – 過塩素酸(13)

「日本カーリット(横浜) – 爆発 – 過塩素酸」
 このブログを、「森田化学 – 爆発 - 三フッ化ホウ素」のブログに平行して書いています。続けます。

 前欄においてアンモニア合成における「ボッシュ・ホール(孔)」を紹介しました。

 ―― 実はこの手法を私も採用しました。しかしそのときは、ボッシュ・ホールのことは知りませんでした。

 ―― 私が基本設計を手がけた三菱化学のブタジエン1,4-ブタンジオール/テトラヒドロフラン製造プラント(大河内生産【特賞】受賞)は、現在の三菱化学において稼ぎ頭のひとつであると聞いています。
このプラント中に、圧力約10 MPa(約100気圧)の反応槽があります。酸化反応と水素添加反応です。

 ―― 反応槽本体として日本製鋼所(室蘭)の鍛造品も検討しましたが、三菱重工の鋼板多層巻き圧力容器を採用しました。今から30年も前の1980年のことです。

 採用するに当たって懸念したことは、腐食でした。腐食性の高い100%酢酸を高圧反応槽で取り扱うのですから、内面を高ニッケル含有鋼でライニングしました。
 しかし根が心配性の私は、ライニング鋼が腐食して鋼板多層巻きの圧力槽本体が腐食されることを懸念しましが。もしも酢酸が漏洩すると多層巻きですから全体に酢酸が回ってしまいます。

 ―― そこで工夫を凝らしました。多層巻き本体に孔を開けて、ここに酢酸検知管を挿入しました。繰り返しますが工夫当時、ボッシュ・ホールのことは知ってはいませんでした。

 ―― 御意見や御質問のある方はどうぞ下のアドレスで私にコンタクトを試みてください。
tanabe-yasuo@tanabe-consul.jp

 あるいはこのホームページに数多く設置してある「問合せ」欄の内から、どれでもよいですから御利用になってコンタクトしていただいても結構です。

投稿者: 田邉康雄 日時: 2010年01月20日 08:24 |

« 前の記事 | 次の記事 »

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)




youtue

京大OB・OGガイドブック

初回メール相談無料

エントリー検索

 

カテゴリー

アーカイブ

労働安全衛生マネジメントシステム

田辺コンサルタント著書の書籍紹介

商店街の街並み設計

田辺コンサルタント・グループ
代表取締役 田邉康雄
〒140-0014
東京都品川区大井6-20-6
TEL 03-3776-2495
FAX 03-5742-7695
お問合せフォーム

このブログを購読