生涯現役エンジニアブログ

生涯現役を保つには何が必要か。齢70、自ら実践している筆者が失敗例を交え生涯現役エンジニアの実例を見せ、また新資格制度を提案します。

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森田化学 – 爆発 - 三フッ化ホウ素(11)

 森田化学工業(大阪)の三フッ化ホウ素タンク爆発事故に関する私、労働安全コンサルタント田邉康雄の感想を述べています。続けます。

 ―― 金属腐食性を示す原因は、遊離してくるフッ化水素(HF)です。
水の中では、
  HF + H2O =  [H3O]+ + F –
 なる化学反応式の通り、遊離した「F –」が金属と結合して(この化学式には現われていない)水素の発生する現象が、所謂水存在下における金属の腐食現象です。

 ―― このブログを御覧になっておられる方の多くは、[H3O]+は馴染みが少ないものであると思います。ですから説明します。これは「オキソニウムイオン」と呼ばれ、の濃度が大きいほど酸性が強いとされます。

 ―― 一般に酸性の指標としてPHが用いられます。本当は「pH」という表現が正しいのです。どういうものか、ドイツ語の発音によって「ペーハー」と呼ばれていますが、私は英語で「ピーエイチ」と発音します。

 ―― では「pH」とは何でしょうか。
「p」は常用対数の「-log10」を表します。「H」は「[H3O]+」を表します。水素イオンのことであり「H+」ですが、水中では安定に存在せず「[H3O]+」の形でしか存在できません。ですから「[H3O]+」のことを水素イオンと思っても実用上問題はありません。

 ですから――。
  「pH」=「-log10「[H3O]+」」
 なのです。この値が7を示すとき、その水溶液の酸性度は中性であると定義されます。

 ―― 御意見や御質問のある方はどうぞ下のアドレスで私にコンタクトを試みてください。
tanabe-yasuo@tanabe-consul.jp

 あるいはこのホームページに数多く設置してある「問合せ」欄の内から、どれでもよいですから御利用になってコンタクトしていただいても結構です。

投稿者: 田邉康雄 日時: 2010年01月08日 09:52 |

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吹き飛んだ鉄塊 高圧釜か ‎8 時間前‎ 横浜市金沢区の化学製品製造会社「日本カーリット」横浜... [詳しくはこちら]

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