三井化学の下関の工場で爆発火災事故があったことに関連して私の「思い」を書いています。つづけます。
―― 前欄において三井化学の株価が、下関の爆発火災を境にして急落した事実に言及しました。同じ期間において三菱化学(CH)と住友化学の株価は、今の経済情勢を反映して下がってはいますが三井化学のような急落してはいません。
―― 化学会社の爆発火災が株価に影響するとすれば、化学会社の爆発火災防止は、トップマネジメントの喫緊の課題です。
―― 一方素材産業は、開闢以来「プラント安全」には最大の努力をしてきました。そのことは、石油化学プラント設計者であった私田邉康雄がよく知っています。安全設計に腐心しましたから。
―― 問題は、設計思想が伝承されているかどうかです。
このことに関しては、化学会社の安全担当部では、実態がよく把握できていないと思います。事故が発生した後で「原因は○○○○だった」という解析に留まっています。
―― その原因も表向きの原因であり、「なぜそんな不可解なことをしたのか」という技術者の内面的なところには踏み込むことができません。
ここは技術者の人材育成から考えなければなりません。しかし人材育成は安全担当部の手に余ります。







