損害保険代理店を開業した理由の説明をつづけます。
―― 前欄において「貯金はしない」「代わりに保険にはいる」と格好よく書きましたが、「貯金する余裕がなかった」というのが真実です。
三人の子供を代々エンジニア家の「5代目エンジニア」にするために、東大、東京工大、早大の修士までやりましたから、三菱化成(現三菱化学)の給料では「やっと」の思いでした。ですから貯金をする余裕がなかったものです。
―― その一方でいつ何時私が死ぬかもしれないというリスクを抱えていました。ですから死後のことを考えて生命保険に入っていました。







