労働安全衛生マネジメントシステム規格OHSAS18001に関する現状を説明しています。前欄において「些細な怪我」を対象とするような利用状態に成り下がったことを嘆きました。
―― このような情けない状態になった背景には、OHSAS18001の審査登録を担当する審査機関で採用している審査員の力量不足が挙げられると、私は考えています。
―― 多くの審査機関においては、役者の「力量」以上の役が与えられているようです。審査員を「役者」になぞらえると、役者の力量を証明する資格としては、現段階では英国IRCA登録のOHSAS18001主任審査員、並びに米豪州ニュージランドRABQSA登録のOHSAS18001主任審査員資格があります。
―― 現実問題としてOHSAS18001審査員の中で、厚生労働大臣登録労働安全コンサルタント、同衛生コンサルタントのような安全の専門家資格と、IRCA及び/又はRABQSA登録のOHSAS18001主任審査員資格を合わせ持つ審査員は、全国を見渡しても私の知っている限りでは、10名前後しか居ません。因みに有限会社田辺コンサルタントグループにおいては、私田邉康雄を含めて4名います。
しかしながら、ICI「ナイロン工場」のような化学プラントを経験しているOHSAS18001審査員はいません。全国を見渡しても「皆無」といってもよいでしょう。







