生涯現役エンジニアブログ

生涯現役を保つには何が必要か。齢70、自ら実践している筆者が失敗例を交え生涯現役エンジニアの実例を見せ、また新資格制度を提案します。

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内部監査代行(5)OHSAS18001を外部へ依頼する必要性(8)

 労働安全衛生マネジメントシステム規格OHSAS18001が制定された契機となった、英国巨大化学企業ICI(アイシーアイ)ナイロン工場事故の話をつづけます。

 揮発し易いガソリンを密閉した容器の中で200度近くまで加熱すると、圧力が10気圧程度に上昇します。

 ―― 英国巨大化学企業ICIの事故はこれが爆発したものでした。しかし容器が破裂したのではありません。
 十分に設計してありますから、圧力が10気圧で破裂するような容器ではありません。例えばアセチレン溶接作業に使用している酸素ボンベは約160気圧です。これが破裂したという話は聞いたことがありません。

 ―― もう一つ例を挙げます。低密度ポリエチレンを作る工場では、気体エチレンを2000気圧とか3000気圧に圧縮して製造しています。この容器が破裂したという話は聞いたことがありません。

 すなわち容器に関しては十分な安全設計がしてあるので、通常の使用状態において破裂することはないのです。

 ―― ではなぜICIのナイロン工場のシクロヘキサン(圧力約10気圧)が爆発したのでしょうか? その説明は次回以降に譲ります。

 なお、拙著「生涯現役エンジニア」
http://www.amazon.co.jp/gp/reader/4901689622/ref=sib_dp_pt#reader-link
200ページ目「合成繊維原料D」新製法(社長賞)において紹介した内容はナイロン工場の例です。

投稿者: 田邉康雄 日時: 2009年06月28日 10:12 |

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