ISO14001認証登録している企業を審査するに際して「エコ偽装」を見抜けなかったことはISO14001審査機関の責任でもなければ、担当するISO14001審査員の責任でもないことを縷々述べてきました。
そのことを私なりに証明する場面を紹介しましょう。私はISO14001審査に立ち会うことを業務の一つとしていますから審査の場面をよく知っています。
立ち会った際に――。
「審査はサンプリングプロセスによっています」
と、担当ISO14001審査員が毎回審査の冒頭で宣言します。
宣言の場は、ISO14001審査の初回会議(オープニングミーティング)です。そして終わりに開催される最終会議(クロージングミーティング)においても重ねて宣言説明します。
「サンプリングですから全部は見ていません。見ていなかった箇所で不適合が存在することは否定できません。本日提起された審査所見を参考にして水平展開してください」と。
その説明を立ち会っている私の耳には以下のように聞こえます―― 。
「全部は見ていません。ですから見なかった箇所において『エコ偽装』病巣が存在していても私ISO14001審査員の責任ではありません」と。そしてこれは正等なことを言っていると理解してISO14001審査員の肩を持ちます。







