生涯現役エンジニアブログ

生涯現役を保つには何が必要か。齢70、自ら実践している筆者が失敗例を交え生涯現役エンジニアの実例を見せ、また新資格制度を提案します。

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生涯現役エンジニア(6)――琵琶湖疏水と田辺朔郎(16)

 日経CNBC開局10周年記念番組【内山理名が往く歴史ROMAN 産業遺産 京都近代産業の幕開け(後編)琵琶湖疏水】の話をつづけます。取材は、設計建設者【田辺朔郎】http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%B0%E8%BE%BA%E6%9C%94%E9%83%8Eの子孫ということで受けました。

【生涯現役エンジニア】http://www.amazon.co.jp/gp/reader/4901689622/ref=sib_dp_pt#reader-linkだった田邉(田辺)朔郎が【水道エンジニア】の話をしました。つぎは【防災エンジニア】であった話を紹介します。

 田邉(田辺)朔郎は琵琶湖疏水の完成直後の1890(明治23)年11月3日、29歳にして帝国大学教授となりました。その翌年の1891(明治24)年10月28日、旅行の途中で「濃尾大震災」に遭遇しました。
因みにその2ヶ月前の1891(明治24)年8月24日に29歳の若さで工学博士の学位をさずけられました。「末は博士か大臣か」と言われた時代の博士を29歳で授けられたものです。
 
―― 話もどって地震災害防止の必要性を感じた田邉(田辺)朔郎は、勅撰貴族院議員帝国大学理科大学学長菊池大麓に働きかけて「震災予防調査会」を設立し、自らも委員となりました。この地震予防調査会は、現在の東京大学地震研究所にその系譜がつながっています。
 一方、後年京都帝国大学に移った後に地震防災に力を入れました。これは現在の京都大学の防災研究所にその系譜がつながります。

―― 現在、東大が「地震発生予知による災害防止」機能をもち、京大が「発生地震対策による災害防止」機能を受け持っています。すなわち、旧帝国大学の東西の雄が機能を分担しているのです。
現在わが国は、地震災害防止分野で世界的に高い評価を得ていますが、田邉(田辺)朔郎は、この分野の創設期に深く関与した人物です。

 以上の例によって田邉(田辺)朔郎が、【防災エンジニア】であったことを御理解いただけるでしょう。

投稿者: 田邉康雄 日時: 2009年02月22日 14:44 |

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