石油精製工場における深い洞察力を発揮したISO14001内部監査の光景を紹介しています。
―― 前欄において、第二石油類と表示のあるタンク(コーンルーフ型、50kℓ)の上に登った光景を紹介しました。
質疑応答の中でこのタンクに貯蔵されている引火性液体は第二石油類ではなくて第一石油類であることが判明しました。分かり易くいうと、(正確な表現ではありませんが)「灯油」ではなくて「ガソリン」が貯蔵されていということです。
「なぜそうなったか?」
と、思われるでしょう。
「いつの間にかそうなっていた」ということであり、そのことに気が付かなかったものでした。タンクに導入されている配管を切り替えたものでした。
すなわち(原油を蒸留分離する)蒸留塔からタンクに導入されている配管の3ケ所の出口の位置を塔の下の位置から上の位置に切り替えたものでした。悪いことにはこの切り替えはバルブ(弁)操作によって簡単にできました。
出が悪くなった(留出量が悪くなった)という理由で変更したのですが、これによって沸点の低い、すなわち引火性の強い油がタンクに貯蔵されるようになったということでした。
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