ISO14001環境目標の話をつづけます。「著しい環境側面」に関連していない部署は、何もしなくてよいのです。
―― 大電力を消費していることが、著しい環境側面であると特定(同定)した企業においては、大電力を消費していない部署は、何もしなくてよいのです。
受電能力20,000kwの電力を消費している事業所の事務所においては、消灯する必要はないのです。
―― ある事業所で、計算してみました。工場中の事務所において、昼休み一時間だけ消灯した結果は、金額に換算すると年間50,000円(5万円)にしかなりませんでした。
一方、工場の製造現場においては、年間2,000,000,000円(20億円)の電力を消費していました。ですから節約した5万円は、その4万分の1にしかなりません。
20億円の0.1%でも節減すれば、200万円であり5万円の40倍です。実際は、もっと節減できる余地があります。
電力消費量をもっと節約する手段としては、製品の歩留まり向上が有力です。すなわちこの工場において電力消費を著しい環境側面と特定(同定)した場合、「製品歩留まり向上」を目標に上げればよいのであり、事務所において昼休みの消灯を目標に設定する必要はありません。
―― こんな具体的な例を上げながら、弊社のISO内部監査(とくにISO14001内部監査)員養成のための社内研修においては審査員に対する主張(反論)のやり方を御一緒に考えていきます。







