ISO14001環境側面の話が長引きました。今回からISO14001環境目標の話に入ります。
―― ISO14001の条項4.3.3の最初の一文は以下のように言っています。
「関連する部門及び階層で、文書化された環境目的及び目標を設定し、実施し、維持すること」と。
私が立ち会った審査の場においては、この条項を盾にとって審査員が以下のような要求をしました。すなわち、――。
「すべての部署が環境目標をもつことが規格の要求事項である。しかるに、この部署は、なにもやっていない」と。
そして挙句の果てに「事務所の消灯ぐらいはやったらどうですか?」と。
審査において、こんな場面に遭遇したことはありませんか?
―― これは不当な要求でした。
そこで、審査に対して立ち合った私はいいました。
「この部門と階層は、特定した著しい環境側面には関連していません。ですから、環境目的目標を文書化しなくてよいのです」と。
審査員は不満そうな顔をしていましたが、それで引き上げました。私が立ち会わなければ、無駄な「紙・ゴミ・電気」をやらされるところでした。
―― こんな実例を挙げながら、弊社のISO内部監査(とくにISO14001内部監査)員養成のための社内研修においては審査員に対する主張(反論)のやり方を御一緒に考えていきます。







