「木を見るまえに森を見る」ことの大切さを縷々のべてきました。その一方ですでに、ISO14001の4.4.7「緊急事態への準備及び対応」の最初の文の「前半」が4.3.1「環境側面」のb)の「後半」に同じであるといいました。
―― ここへ話をもどします。
「環境に影響を与える可能性のある潜在的な緊急事態および事故を特定せよ」
と、この条項は言っています。
この条項に対して多くの企業は「地震」「台風」などを挙げています。しかしこれは得策ではありません。
―― 訳語「潜在的」の原文は「potential」です。だから「まだ発生していない緊急事態と事故を特定せよ」と言われています。そう思ってください。
―― 訳語「特定せよ」の原文は「identify」です。「identify」は「同定」と訳す方が「特定」と訳すよりはより得策であることをすでに述べました。
この訳語「同定」を京大工学部学生時代に経験しました。次回、それを説明します。
―― このように規格の原文の意味を確認しながら、弊社のISO内部監査(とくにISO14001内部監査)員養成のための社内研修においては審査員に対する主張(反論)のやり方を御一緒に考えていきます。







