前欄で述べたようにISO内部監査によってコンプライアンス能力が向上します。
―― この方法によって責任者が、その責任を果たしている状況が明らかになります。不十分であれば、文書化された責任の部分を修正するか、あるいは責任を果たす行動を充実するかのどちらかを選択します。
―― 実際に責任をもっているのだけれども、その責任が文書化されていない場合は早速文書化します。逆に文書化されているが意味がないので実行していない場合は、その責任を削除します。
このようなISO内部監査よって責任がより明確になります。多くの日本企業においては責任の文書化が形骸化しています。なぜなら責任を明確にしなくてもお互いの助け合いによって業務には支障がなかったからです。
これは弥生時代からある農耕民族の美風でした。しかし時代は変わりつつあります。助け合いの重要性に関する教育を十分に受けていない次世代には通用しません。
―― ISO内部監査よって責任が明確になることにより、コンプライアンス能力が向上します。なぜなら不祥事が発生した場合に責任を取る人が事前にはっきりしているからです。







