前欄において「有効性への無知」が形骸化の原因であると説明しました。では「有効性」とはなんでしょうか?
「effectiveness」
が、有効性の原文です。
―― 私は触媒工学を専門とする化学エンジニアですので、この分野での例を紹介させてください。
「effectiveness factor」
という指標があります。これは触媒の性能を表す指標です。
触媒が設置されている反応器の中に原料(A)が供給されたとします。原料(A)は目的とする製品(B)に変換されます。「effectiveness factor」とは、触媒が「働く程度」のことをいいます。触媒が所期の性能を果たす程度のことを言います。
―― 一方「efficiency」という英語があります。「効率」と訳されます。上の例をとると、原料(A)が製品(B)に変換される割合を言います。触媒工学の世界では「歩留まり」といいます。
―― NHKのニュース
で、「・・・effectively implement the law.」というような使われ方がされました。ある法律がその法律を発動すべき状況になった際、時を移さず発動するという概念でした。
これは大分以前のことですが、「有事立法」の報道をきいた時の事でした。私は英語力維持を目的として2ヶ国語放送の英語を聞くことを常としますが、ニュースで「Effectively implement the law」と言っていたことを記憶しています。







