「安全管理体制不備が事故原因」と日本経済新聞に報道されました(2008年3月8日朝刊42ページ社会面)。これに対して厚生労働大臣登録「労働安全コンサルタント」としての田辺コンサルタントは、信ずる所を連載して開示します。
―― ハザードを特定せよ。
と、労働安全衛生マネジメントシステム規格OHSAS18001は言っています。
ハザードには、一般的に危険源という訳語が与えられています。これに対して私は、危険原という訳語を使います。「源」の代わりに「原」を使います。ただしこれは半分冗談で地雷原をもじったものです。
地雷原に一歩足を踏み入れると危険が一杯です。触雷して大怪我をしたり命を落としたりします。このイメージがハザードです。
―― 1974年にイギリスICI社のナイロン原料製造工場で大事故がありました。脆弱な仮設のフレキシブルチューブ配管がいつの間にか本配管と誤認されていて長期間使用され、金属疲労によって破壊し、高温大量の引火性液体が瞬間的に漏洩して爆発鳴気を形成し、静電気によって着火して大爆発しました。その結果十名以上が死亡しました。
同じような原因の事故を二度と起こさせないようにと労働安全衛生分野においてマネジメントシステムが提唱され、英国で大きな成果をあげました。このシステムを集大成した規格がOHSAS18001です。







