「安全管理体制不備が事故原因」と日本経済新聞に報道されました(2008年3月8日朝刊42ページ社会面)。これに対して厚生労働大臣登録「労働安全コンサルタント」、並びに国内第一号「公式資格OHSAS18001主任審査員」としての田辺コンサルタントは、信ずる所を連載して開示します。
―― ハインリッヒの法則
重大な1件の労働災害の裏には、29件の重大ではない労働災害があり、さらに300件の些細な労働災害がある。
これは1963年に私が三菱化学(当時三菱化成)に入社した際の、人事部門主催による「新入社員教育」のための「社内研修」の場で教わったものです。
―― ハインリッヒの法則の対象となる労働災害は、前回(第13回)述べた「滑った」「転んだ」レベルの行動災害です。だからこの法則は、三菱化学鹿島工場エチレンプラント事故には当てはまりません。なぜならば原因が異なるからです。
―― 繰り返します。
「安全管理体制不備」が原因とされた重大事故に関しては、ハインリッヒの法則を当てはめて300件の「些細な労働災害」を撲滅しても、その発生を防止することはできません。







