「安全管理体制不備が事故原因」と日本経済新聞に報道されました(2008年3月8日朝刊42ページ社会面)。これに対して厚生労働大臣登録「労働安全コンサルタント」、並びに国内第一号「公式資格OHSAS18001主任審査員」としての田辺コンサルタントは、信ずる所を連載して開示します。
―― 行動災害の頻度が減少しない。
と、多くのOHSAS18001認証取得企業のトップが苦情を述べられます。このことを考えて見ましょう。
ここでは「行動災害」とは、作業中の人が「転倒」「接触」「巻き込まれ」「物体飛来」「転落」「感電」「酸欠」「薬傷」など身の危険に遭遇し、その結果として作業者が被災したというレベルのものに限定します。
限定する理由は、多くの企業において「行動災害」という言葉がこのように使われているからです。
―― OHSAS18001
は、第3回で述べたようにICIナイロン原料工場で発生した爆発火災などの重大災害を防止目的で作られたマネジメントシステム規格ですから「OHSAS18001を取得したけれども行動災害が絶えない」との御不満は誠に当然の成り行きです。
「鶏を殺すに牛刀をもってする」
との諺があります。
―― OHSAS18001という牛刀で、行動災害という「鶏」を殺すことができるならば、御満足を得られると思いますが、問題は鶏を殺すことができない点にあります。
なぜ鶏を殺すことができないのでしょうか? その説明は次回に回します。







