生涯現役エンジニアブログ

生涯現役を保つには何が必要か。齢70、自ら実践している筆者が失敗例を交え生涯現役エンジニアの実例を見せ、また新資格制度を提案します。

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続・三菱化学エチレン事故(12)――雲仙普賢岳の火砕流

「安全管理体制不備が事故原因」と日本経済新聞に報道されました(2008年3月8日朝刊42ページ社会面)。これに対して厚生労働大臣登録「労働安全コンサルタント」、並びに国内第一号「'公式資格OHSAS18001主任審査員」としての田辺コンサルタントは、信ずる所を連載して開示します。

 ―― リスク評価の方法
 噴火活動中の普賢岳の周辺のリスクを評価してみましょう。普賢岳全体がハザード(危険地帯)です。地雷「原」をもじって「危険源」ならぬ「危険原」です。

 普賢岳で発生する「溶岩流」「火山弾」「火砕流」の三つの内、どれがもっともリスクが高いでしょうか? リスクとは「発生の可能性(How likely?)」「結果の重大性(How bad can it be?)」の複合概念です。

 溶岩流は、巻き込まれたら即死します(重大結果)。しかし流速が遅いので逃げられるので巻き込まれある確率は高くはありません(低可能性)。火山弾は直撃を受けたら即死します(重大結果)。しかし直撃をうける確率は高くはありません(低可能性)。

 一方火砕流は、まきこまれたら即死します(重大結果)。しかも流速が早いので逃げられません(高可能性)。

 ―― リスク評価の結果
 したがってリスクの定義を当てはめると上述した3つの現象の内、「火砕流」がもっとも大きなリスクを有しているという結論になります。実際、40数名の死者を出しました。

投稿者: 田邉康雄 日時: 2008年03月20日 17:42 |

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