三井化学の再生樹脂偽装に関して、私ISOコンサルタントは環境ISOの原点が忘れ去られていると感じています。
―― 環境リスクを低減しよう。
と、株主の立場に立って開発されたマネジメントシステムであることが忘却の彼方へ去ったのではないでしょうか?
環境リスクの中で最大のものは、事故による影響です。2008年12月21日に発生した三菱化学鹿島工場でエチレンプラント事故により著しい環境影響が発生しました。
周囲に迷惑を掛けるだけでなく、自分自身に多大な影響を受けました。2008年2月15日の日経新聞(39頁社会面)によると、原子力・保安院は自主検査認定を取り消す行政処分をしたとのこと。
―― 高圧ガス保安法
私は甲種化学高圧ガス製造保安責任者免状、並びに甲種機械同免状をもっており、この分野のことは少し分かります。
1年1回、約1ケ月間のシャットダウンによるプラント点検・修繕が高圧ガス保安法による基本ですが、管理レベルの高い工場においては、最長4年間までシャットダウンしないで連続操業を許すという制度です。
この優遇制度の適用が受けられなくなったということは、大きなコストアップです。環境リスクが現実のものとなり、三菱化学にハーム(危害)が及びました。
―― このような環境リスクを株主の立場に立って低減しようという思想の流れを汲んで開発されたマネジメントシステムが環境ISOです。







