三井化学の再生樹脂偽装に関して、私ISOコンサルタントは全国的にISO規格の理解が不足していると考えています。
環境ISOのPDCA出発点は、「著しい環境側面の特定」にあります。規格の狙うところは「環境に対して著しい影響を与える事業活動を特定せよ」です。 その際、――。
「現に与えている活動」「与える可能性がある活動」 を、特定せよといっています。後者は事故などを起こしたさいに与える影響です。
御存知の通り2008年12月21日に三菱化学鹿島工場でエチレンプラント事故がありました。これにより著しい環境影響が発生しました。ですから、エチレンプラント操業そのものが、著しい影響を与える可能性のある活動です。
三菱化学のことは知りませんが、多くのISO認証取得企業において、このような事業活動が著しい環境側面として特定されていません。
――なぜか? と、お思いでしょう。
規格は「著しい環境側面を特定する手順を確立し、実施し、維持すること」を「手順をもっておればよい」と解釈している企業が多いからです。 そして審査機関もこれを容認しているようです。本当は真に「著しい環境側面」を特定する手順を持っていなければならないのです。







