自然法則を発見する人のことをサイエンティストと呼びます。ここではサイエンティストとエンジニアとの差を説明します。
―― 前述した熱力学第一法則(エネルギー保存則)や熱力学第二法則(エントロピー増大則)を発見した人は、前述の通りイギリスのジュールとケルビン、ドイツのクラウジウスでした。
―― サイエンティストは、自然法則を発見する人達のことです。ジュールやケルビンやクラウジウスはサイエンティストであり、風呂の中で体が軽くなる「アルキメデスの原理」を発見したアルキメデスは、もちろんサイエンティストです。リンゴが木から落ちる「万有引力」を発見したニュートンも偉大なサイエンティストです。
―― エンジニアはサイエンティストが発見した自然法則を利用して人の生活に役立つ物品やサービスを発明する職業人のことを言います。
化学エンジニアである私は、比喩的にいうと電圧の単位(ボルト)として名を残したサイエンティストのボルタが発見した電池の原理を疑うことなく信じて利用し、生活の役に立つ物品を発明してきました。
またニュートンの万有引力の法則をいささかも疑いませんでした。だから「空中遊泳」法などの発明には取り組んできませんでした。
参照:拙著「生涯現役エンジニア」第一章「わが国エンジニアの歴史と現状」3「エンジニア ― エンジンを発明する人」 この本に御興味のある方は、ホームページのトップ頁の右端エンジ色のバナー「田辺コンサルタント著書の書籍紹介!!」を開いてみてください。あるいは、以下のURLを直接開いて見てください。
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