生涯現役エンジニアブログ

生涯現役を保つには何が必要か。齢70、自ら実践している筆者が失敗例を交え生涯現役エンジニアの実例を見せ、また新資格制度を提案します。

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三菱化学鹿島工場 ―― エチレンプラント事故(5)

 三菱化学鹿島工場のエチレンプラント事故(2007年12月21日)に関して、私田辺コンサルタントは前回に続いて2007年問題との関連を述べています。

 ―― プラント設計に携わった設計エンジニアの「設計思想」が伝承されていない事例を数多く見かけます。

 ―― 私田辺コンサルタントは、ある大きな電気機器の素材を製造する化学工場(従業員1000名)の「安全診断」を依頼されました。3日間掛けて工場の屋上から地下室まで、つまり隅から隅まで診断しました。

 ―― 有機溶剤と合成樹脂を混合する容器(容積約5立方メートル)を見ました。ラプチャーディスク(緊急時破裂板)が容器の上部に設置されていました。
 「どのくらいの圧力で破裂しますか?」と課長さんに聞きました。知らないとのことでした。第一そこにラ プチャーディスクが設置されていること自体を御存知ありませんでした。そこで設備担当者を呼んで確認しました。その担当者は図面と仕様書を見てやっと回答できました。

 ―― この工場を設計されたエンジニアの「設計思想」が伝承されていないものでした。しかしこのことに問題意識をもたれた工場長が、私に診断を依頼されたものでした。だから大変よろこんで下さいました。これを契機として、この工場では全員の見る目が変わりました。そしてその後も大きな事故がありません。

投稿者: 田邉康雄 日時: 2008年01月04日 11:40 |

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